演技をするって、そもそも自分の感情を表現することでもなければ、嘘をつくことでもない。

 

今回は、根本でかつ重要なことをお話しするので、ダラダラと書きません。

ちょっと短く感じると思いますが、よく考えて、そして腑に落として下さい。

 

では行きます。

 

「演技をする」って「自分の感情表現をする」ことでもなければ、「嘘をつくこと」でもありません。

 

自分の感情を伝えるだけでは、「ただの表現者」です。

 

演技をするというのは、

ある一人の人生を、自分の体を使って代わりに伝える

ってことです。

 

これは、どの養成所でも教えてもらえなかったことですが、

私が実際「自分の感情表現」と「役の生い立ちを考えた(役作りをちゃんとやった)演技」をし、

先生達の反応が全然違った経験談です。

 

もちろん、後者の方が反応がいいってことですよ(笑)

 

 

自分の個性ってね、どう足掻いても出てくるもの

人間観察をする講座でも言いましたが、

自分の個性を磨く=自分を知るということは大切です。

 

でも、役者は自分の人生を表現する人ではありません。

なので、役に自分の個性を入れることもありません。

 

と言っても、自分の個性はどう足掻いても出てきます。

 

それが、感覚です。

 

ドアの角に足の小指をぶつけました。

その時の「痛い」の感覚は、あなたが感じたものです。

 

しかし、その「痛い」をどういう時に感じるかは、人それぞれだということです。

人によっては、肩がぶつかった時に感じるかもしれないし、

猛スピードで走ってくる自転車とぶつかった時に感じるかもしれない。

 

この、どういった時にというのが「役の個性」です。

 

 

役作りの根本

役作りというのは、その人(役のキャラ)が

  1. 今までどんなことを考えて
  2. どんなことを感じて
  3. どういう行動をして生きてきたかという

いわば生い立ち=人生を考えることです。

 

つまり、一人の人間を自分の中で作り上げるんです。

 

 

例えば、

友達Aさんと高校の卒業での別れが訪れて、胸を痛めながらも、「今までありがとう」と言うシーン

があったとします。

 

ここで「自分が友達のAさんと、卒業後、別れることになったところを考える」と、

自分の人生を表現しているのと同じです。

 

これは、役作りとは言いません。

 

この役の人物が、今まで友達もたくさんいて、Aさんとは月に数回遊ぶ程度の仲で、

「家も近くだし、またすぐに会えるだろう」「別に会わなくても問題ない」と考えたら、

おそらくこの胸の痛みというのは、その場限りの感覚だな。

そういう生い立ちとAさんとの関係を表現するのが、役作りです。

 

 

今度は、こういう人生を考えます。

 

今まで──18年間友達がいなくて、Aさんが初めてできた友達だった。

両親の喧嘩が激しくて、毎日息をするのもツラいような状況で生きてきて、

高校で過ごすAさんとの時間がとても貴重で有意義だった。

 

しかし、それも今日でおしまい。

Aさんは海外へ留学しに行ってしまうし、自分は地元で就職。

滅多に会うこともなくなってしまう。

Aさんには頑張って欲しいけど、本音を言えば寂しくて仕方がない。

でも、せめて感謝の気持ちは伝えよう。

そういう生い立ちとAさんとの関係だったら、泣きながら「ありがとう」って言ってるかもしれない。

 

こういう風に考えていくのが、役作りです。

 

 

まとめ

役作りは、その役の人物の人生を考える=一人の人間を作り上げること。

演技をするというのは、その人(役)の人生を、自分の体を使って伝えること。

 

今回マジメすぎるほどマジメに語りましたが、

土台となる根本で、とても大事なところです。

ぜひ、附に落として下さい。

 

読んでくれて戦キューヾ(*´▽`*)マタネー♪

 

 

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この記事を書いた人

橘 右近
見た目は真面目、中身変態なブロガー。演技について熱く語りたい声優兼小説家でもある。
スーツアクターの浅井宏輔さんと藤井祐伍さんが好き過ぎて、ヒーローものを見ただけで興奮する。時に菩薩のような顔をしながら下ネタも熱く語る。
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